OOH!新宿二丁目最強のバルク!芳賀セブンです!

今回は「減量失敗談とその改善方法」について書いていきます。僕は20歳からボディビルを初めて学生終えるまでは毎年ボディビル大会に出ていました。社会人になってからはチョコチョコと出てはいますが毎回失敗しかしていません。特に学生時代がもう酷くて今思い返すと涙が出てきそうです。

何が辛いって、減量中は正しい節制をして努力の方向性が合ってないと身体は絞れていかないのですが、間違った食事、努力の方向性を誤るとどんなに苦しい思いや飢餓感を味わおうと全く絞れてくれないんです。失敗談をつまみにして酒飲めるくらい沢山色んな事体験してきました。
皆さんも同じような思いをしてほしくないので一回真まとめてみようかなと思います。よろしくお願いします。

減量失敗エピソード

こんなにネットワーク時代で情報が溢れている世の中、ましてや何も情報源がなかった先輩ビルダーの方々の前では堂々と苦労話なんか出来ませんが、僕の記事や動画を見てくれてる人はそんなにボディビル歴30年!みたいな人はそんなに居ないと思うので今回は堂々と紹介しちゃおうと思います。

下剤中毒

減量中、栄養が足りてなくてお通じが悪くなるってことはよくありますよね。僕がボディビル初挑戦した2013年度は下剤に頼ることは無かったんですけど、2014、2015年度の減量の時はもう酷かったんです。
2013年度にデビューして、結果は全日本学生大会で惨敗だったんですけど、僕の特異なキャラと存在感がめちゃくちゃ評価されて雑誌に特集組んでもらえたり、食事会に誘われたりで「来年こそは優勝しよう」と燃えていました。

当時の学生選手の中で見たら身長は高いしバルクも結構ある方だったので、80~82kg位で仕上がれば良いだろうと思っていて数字ばかり見ていました。2014年度の減量は週一のチートデイで毎回食べ過ぎて焦ってしまって早く戻そうとしてチート後の翌日に「シルビアピンク」というコーラックのトップバリュー版みたいな安いやつを日頃から服用していたんですね。

下剤を使うというのは、お察しの通り”栄養を身体に吸収させる前に出す”という事なので普段から服用してると栄養垂れ流しになる訳です。ただでさえ少ないカロリーでやりくりしてる減量中でそんな物使ったらどうなるか分かりますよね?病的にやつれていきます。結局2014年度は全日本学生6位で終わりましたが雑誌には「絞れているというかやつれてる」と書かれてしまいました。まあしょうがないですよね。

2014年度の大会が終わってから2ヶ月間だけオフ期間を挟んで、正月明けから2015年度の減量がスタートしたんですけど今考えるとたった60日間のオフ期間しかもらえなかったのに文句も言わずによくやってたなと思います。しかし長期に及ぶ減量は僕にとってやっぱストレスだったみたいでチートデイという名のキレ喰いを早々にやってしまいます。1回その快楽を味ってしまうと魔のスパイラルに入ってしまい、お菓子を食べたくて仕方ない感情に襲われるようになってしまいます。

そしてキレ喰いを幾度もするんですけど、ちょうどその時色んな食事法に手を出しててローファットダイエットにPFCバランスダイエットと統一感がなくて完全に減量迷子。全然絞れない体重も落ちないでキレ喰い。1週間経つ前に、体重が戻り切る前にキレ喰いしちゃうんです。2日間連続で食べちゃう事もありました。そこで使用するのが下剤で、3日間連続で服用とかしちゃうんです。3日分の食事の栄養垂れ流しです。もう散々でしたね。下剤が無きゃ便が出ない感じですね。完全に生理現象のサイクルが崩れて精神がボロボロでした。

2016年度も同じ感じで減量してたんですけど、社会人1年目で慣れない環境に加えて食事もあれこれ変えて減量迷子になってキレ喰い3日間しちゃって、毎日下剤まみれでした。いつどのくらい下剤を飲めば便が出るから何時間前にこの位と、全て熟知してるという下剤プロフェッショナルでした。

改善方法

僕は経験が浅いので自信持って言えないんですけど、お通じが悪くなる原因は脂質を完全にカットした食事がよくないんだと思うんですよね。脂質は最低限摂るべきだと思います。あと、食事法もアレもコレもと変えると身体の変化が分かりづらくなるのと、食事はむやみにカットしないことが重要だと思います。カットしすぎると精神的にも悪いしトイレも出なくなります。

塩分カット事件

これも2015年度のお話。1つの年にヤバイ過ちを幾つもしちゃうから紹介の仕方が難しいんですけど、一時的ではありますが特にコレは辛かったです。精神参っちゃいました。

関東学生大会で過去の自分の身体と比べたら悪くは無いんですが、周りの仕上りがえげつなくて7位に終わってしまいました。結果に納得できずに大会後にそのままキレ喰いをしたんですけど、大会前は5日間も塩を抜いていたのでこの時身体は反動で身体に水分をため込もうとします。塩を抜いてた期間が5日間もあったのと、反動で塩分水分脂質に添加物と大量に体内に入れたらどうなるかと言うと、身体はめちゃくちゃ浮腫みます。そして浮腫みが取れてくれないんです。

僕は既に減量疲れと大会後の疲労で正確な判断が出来ません。そこでどうしたかと言うと、全日本学生大会までの約2週間塩分カットです。コレは当時指導して頂いてた方からの指示だったのですが、僕は神にスガル思いで食事から塩分を排除しました。するとどうなるか?浮腫むんですよね。塩分は基本カットしてはいけません。大会直前でカットする人もいますけど、それは絞れてる方だけが許される行為で絞れていない人がやっても逆に水を溜め込もうとします。

浮腫みは取れない上、身体はフラフラです。もう人としておかしくなっちゃいます。バイクで走ってる最中に発狂したり、ジムに向かう途中で立ち止まって5分程口をポカンと開けて空を見上げ、やっとの思いでジムに辿り着いたら身動きすらとることが出来ず2時間ジムのフロントの椅子に座ってて、やっと着替えることが出来たと思ったらストレッチエリアで40分間横になって、やっとの思いでマシンに辿り着いたと思ったら力を入れることが出来ずに諦めて、指導してくださってた方にもう限界ですと泣きの電話を入れました。もちろんその後キレ喰いです。その頃は自分の身体を見るのが嫌になっていたので4日間シャワーにも浴びなかたったんですよね。ちょっとした鬱状態だったと思います。

その後も浮腫みは取れることはなくて、全日本学生1週間前になって大会辞退したいとポージング指導してくださってた方に相談したら、怒り口調でしたが愛のあるお言葉を頂きました。「お前筋トレ好きなんだろ?なんで困った時にバーベル握らなかったんだよ?バーベルと向き合わなかったんだよ?カーボアップ?塩分カット?違うよ。小手先の技術に頼る前に大切なのはハートだろ?君にはそれが欠けてるんだよ。なんか困ったら俺に相談しろよ。一緒にトレーニングだってしてやるよ」ってね。ほんとドラマの様な熱いお言葉をかけて頂きました。今から切り替えてバーベルと向き合います!と言って別れて帰って家でキレ喰いしちゃったんですけど・・・俺悪い子。

それでも大会はちゃんと出たんですけど79kgまでやつれました。結局全日本学生9位で終わりました。よくベスト10入り出来たと思います。でも雑誌には「やる気が見られない」と書かれちゃいました。表面的な所しか見てもらえなかったです。

改善方法

塩はカットしちゃダメ。結局適切な食事量と塩分がダイエットを進めてくれます。

生ゴミ事件

ここからはサクッと紹介していきます。

コレも2015年度の話です。この年は食事量をカットしすぎて1日1100kcalしか摂ってなかったんですけど、腹が減りすぎて三角コーナーの生ゴミを漁って食っちゃいました。親ビビってました。

究極最終奥義の話

当時指導してくださってた方が非常にユニークな方で、大会前の水抜きの方法を1つ教えて下さいました。大会2日前にコーラック4錠飲むって方法でした。その時水すら飲んでなかったので下すこともなく普通にスッキリして終わりました。

減量失敗談のまとめ

後半2つはマジな小話でしたけど、減量に関して僕が語るには浅はかなんですけど正しい努力の仕方が大切ですよね。どんなに苦痛を味わっても努力の方向性が間違ってると絞れてくれません。まだ競技歴は浅いけど、苦痛的な度合いで見たら俺結構苦労してると思うんだよな。

飢餓感に襲われて生ゴミ食いたくなるほど食事量減らしてお腹すかせても絞れないし、塩分カットしたからって水は抜けてくれないし、根性でどうにかなる競技ではないんです。時には根性も必要ですけどね。食わなくて絞れて勝てるんだったら皆食わないし、意外と皆食わないで頑張れるものです。でもボディビルってそうじゃないんですよね。

健康と運動の調和こそがボディビルだと思うので来年減量する時は健康的で美しい身体を目指して頑張ります。

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