OOH!新宿二丁目最強のバルク!芳賀セブンです!

今回は「入院生活を振り返って」というような内容でお話ししていこうかなと思うんですけど、減量生活と入院生活を振り返った半年間の学びや感じたことを話したいなと。最近YouTubeでは話題に取り上げまくっていますけど、コンテスト1週間前にギラン・バレー症候群という病気を発症して手足が動かなくなって入院しました。強制的に今年のコンテストは全て出場禁止になって減量も強制終了しました。今年は1月15日から減量始めて5ヶ月間で110kgから88kgまで落としました。過去最高のコンディションとメンタルだったんですけどねえ。

今年は先日IFBBプロになったベーヤンから食事指導をしてもらっていました。毎週体の写真を送ってそれに合わせて食事のメニューも指示してくれて、、だから成績出して宣伝して彼にお客さん回してあげたかったんです。情報貰ってるだけで僕は彼に何も与えられてない。それも非常に悔しいです。

そもそもなんでギラン・バレー症候群に感染してこんなことに入院する羽目になったのかと言うと、カンピロバクターという細菌が僕の体内に入ったのが原因と思われるんですけど、病院で色々検査しましたが詳細な理由はわかりませんでした。時間が経ちすぎて感染経路が分からないってことです。でもだいたい鶏胸肉からくるらしいのですが「イキって生の胸肉食ったからだろ」とかコメントもらうんですけど、それは絶対にありえません。生だったら絶対に気付くし、そもそも食べてた胸肉って親が茹でてくれたもので茹で過ぎなくらい茹でられてます。
もう一つ考えられるのが別の動画で言ったかもしれないんですけど、緑色に変色した胸肉を食べたんです。買ったときから緑がかってたらしいですが、茹でた後も緑っぽかったんですけど、今まで変な色したものは結構食べて来たんで気にせず食べたんですよね。多分それが当たったんじゃないかなって思っています。まあ推測なんですけどね。

ギラン・バレー症候群が発症する前日は普通に胸トレをガンガンにやってました。その日は普通だったんですけど翌日急に症状が現れました。朝全然力が入らなかったんです。カロリー落としてるから栄養が枯渇してるのかなくらいにしか思っていませんでした。バイクを担いでTik Tokも撮ってたんですけど明らかにおかしいんです。でも分からなくてそのままジムで脚トレしに行きました。そしたら60kgのスクワットが精一杯だったんです。この僕が。それでも力入らないままトレーニング続行して有酸素運動もやってヘロヘロになって帰りました。帰り際にスタッフの方から「芳賀くん大丈夫?このままじゃ9月の日本クラス別までもたないんじゃないの?」って心配の声もかけてもらえたんですけど、正直それどころじゃなくて返事返せずそのまま帰ってしまいました。

翌日更に症状が悪化してたんですけど、都内に出る用事があったので向かったんですけど小走りが出来なかったんです。毎度のように時間ギリギリだったんで急ぎたかったんですけど歩くので精一杯だったというか歩くのですら苦痛でした。薄々神経やられたんじゃないかなと、無茶なトレーニングはしてないんだけどなっと口ずさんでました。栄養が枯渇してるとかそんなレベルの話じゃなかったです。異変には気付いてたのでSNSではおかしいなとずっと呟いてました。用事が済んで帰る時も駅のホームまで行くのがあまりにも大変だったんで、手足が動かないときはどこの病院に行けばいいのかtwitterでその時初めて聞きました。匿名アニメアイコンの方達はふざけて「ジム行った方がいいんじゃないですか?」とかしかコメントしないんですけど、医療従事者の方が数名コメントしてくれえて、それはすぐに救急車呼んだ方がいいとDMをくださったんです。ギラン・バレー症候群の可能性があるって。

最寄駅の階段を登るのも手を添えなきゃ登れないし家の階段では膝が抜けて手をついてしまいました。そこで僕は初めて思いました。これはヤバイかもしれないと。前日と比べて症状が悪化してて明日歩けなくなるかもしれないという恐怖もあり救急車を呼ぼうってなったんですけど、いいタイミングでゴミ袋先輩から電話がかかって来ました。
ゴミ:大丈夫?
芳:やばいです
ゴミ:どんな症状?
芳:右手と両足に力入らないです
ゴミ:救急車今すぐ呼んだ方が良いよ
芳:胸肉食ってからでもいいですか?

僕はこんな状況にも関わらず、救急車を先に呼んでそれから胸肉を食べるか、先にゆっくり胸肉を食べてから救急車を呼ぶのか迷いました。皆さんは知らないと思いますけど、僕が嫌いなことの一つに「急いで食事を食べさせられる」というのがあります。僕食事はゆっくりリラックスして食べたいんです。救急車呼んだらゆっくりなんか食べていられないし、運ばれたら食事摂れないし弁当持って行くわけにもいかないからゆっくり食べてから救急車呼部ことにしたんです。で、運んでもらいました。

運ばれてお医者さんから一言目に言われたのが「まだ疑いなんですがギラン・バレー症候群の可能性があります。1〜2割の確率で後遺症が残ります」と告げられ、僕は「来週大会があるんですけど出れますか?」と聞いたら「それどころではありません」と真顔で返されてしまいました。この瞬間僕の減量生活は強制終了して、闘病生活が始まりました。頭は真っ白になって深く物事は考えられませんでいたね。普段から深くは考えてないんですけど。
減量中お世話になった人たちに挨拶してる途中で、思わず涙が出てしまいました。よりによって大会1週間前にこんなことがあって良いのかと。今年は例年になく調子がよかったのに。と色々頭をめぐりました。

そこから2週間の入院生活が始まったんですけど入院生活の詳しい様子は全てルーティン動画に記録してあるんでそっちを見てください。1週間後に本来出るはずだった横浜オープン大会が開催されたんですけど、楽しそうな大会の様子、選手たちの写真、ステージングの動画、たくさん回ってくるのをSNSで見ててかなり心が病みました。じゃあケータイ見なきゃ良いじゃんって思う方いるかもしれませんが入院中はマジで何もやれることがないんで嫌でもSNS見ちゃうんですよね。
選手の方々に対しておめでとうございます!は言えるんですけど、どうしても心の底から祝福できないんですよね。本当ならこの場に俺が居たはずなのに、、、って考えちゃいます。調子良かったのに、、、ってね。この気持ちを正直にSNSに書いちゃうもんですから沢山批判的なコメント来ました。「選手の気持ちを考えた発言をしましょう」「ネガティブなこと言うなって視聴者に言っておきながら自分がネガティブなこと言っててどうすんの」「情報発信者としてこうであるべき」「芳賀の発言に失望した」とまあ色々言われましたけど。僕の立場になって気持ち考えてくれる人はあんま居なかったですね。

正直、来年こそは!だなんて綺麗事言えないしそんな気にもなれません。マイナスからのスタートですしとにかく気が遠くなります。SNSでは来年の目標だなんて流暢なこと言ってましたがそれどころではないです。しゃがみ込んだら立ち上がれないんです。バーベル担ぐなんて今出来ないです。でも一応11月に開催されるであろう神奈川けんパワーリフティング選手権に出場するのが目標です。自己ベストとか優勝とかそんなことは言わないので、出場することが目標です。ギランバレーかかって元より強くなるとか無理に決まってんだろ、ベンチ180kgなんてお前はステロイド打っても無理だよ。早く芳賀が壊れて行く所が見たいってコメントもありましたけど、順調に回復してくれてったら来年辺りにベンチ180kg、スクワット310kg、デッド320kgをあげたいなと夢見てますが、まずは昨日の自分を越すことだと思うので地道に気長に耐え忍んで元気な姿をまた見せれたらなと思います。

来年の大会はまだ考えて居ませんが、復活劇ではなく逆襲劇を見せてやるって心の奥底に秘めてるので。これからも応援よろしくお願いします!!

おすすめの記事