最近ネット筋トレ界隈でホットな話題として大阪桐蔭高校野球部のベンチプレスが壊滅的すぎて、どうにかしてあげたい。ベンチのフォームを教えてあげたい。と言うベンチプレッサーやボディビルダー、トレーニーがたくさん出てきてしまっているんですがその筋トレガチ勢の意見に反発するように筋トレビギナー勢が「ボディビル向けのトレーニングを進めるのは違う〜」とか「打つための筋トレと見せるための筋トレは別物では?」と言うような正論ぶってコメント書いてる人も大勢いるようですが今回はこの大阪桐蔭高校ベンチプレスフォーム問題に関して僕の意見を話していこうと思いますよろしくお願いします。
まずこの盛り上がりを見せるキッカケとなった動画をご覧ください。これはテレビ番組で放送されたシーンの1部だと思うんですけど見て行きましょう。
どうでしたか?ツイッターにアップされて色々議論されていますが、まずコメント欄や投稿主のベンチ世界チャンピオンの飛田くん、広島レモンジムの東くんの意見を聞いてまず僕が思った事は”ボディビル向けトレーニング”って何やねんって事なんですけど、日本人のフィットネスに関する関心・理解度が心底低いなと言う風に感じました。まあそりゃ仕方ないんですけど、ボディビルダーであろうと通称細マッチョ目指してる人であろうとスポーツ選手であろうと、ジムへ来たのであれば種目の理想的なフォームは全て一緒であり、筋肉をつける事がその競技に対して悪である事は絶対にないと思うのです。東くんの言葉を借りると全国大会に何度も出場して何回も優勝してる大阪桐蔭高校ですらウェイトトレーニングに関してはこのレベルなのだから、そりゃ野球業界でウェイトトレーニング否定論者が出るのも分か理ますよね。僕も横浜高校出身なので野球部は超強いし甲子園春夏連覇とか何回もしてる超名門校なんですけど、「大胸筋つけるとスイングした時バット振り切れないから大胸筋が邪魔になる。だから胸のトレーニングはしない」みたいなこと言ってて、当時高校生だった僕は何も知らなかったんで妙に納得してましたが今考えると「はて?」と言った感じですね。
「つけた筋肉を競技の動作に連動させて活かすのが技術だろ。筋肉を悪者にするのはよせ」と声を大にして言いたいですね。あのメジャーリーガーの大谷選手もガンガントレーニングやって、詳しくは知らないんですけどボディビルダー並みのタンパク質を考えた食事内容と摂取回数らしいので、一体何見てんだろうって感じします。
ベンチのフォームに関してはそこまで詳しい事は言えないんですけど、僕が見ても分かるほど”怪我をしそうなフォーム”ですよね。チーティングはいいんですけど、腰の反らせ方やバーの下ろし方など見ててゾッとするまではいかないですけど、まだ高校生で線も細いし”そのうち怪我するな”と言う様なフォームですね。
あとこのトレーニング施設は野球の練習場付近にあって、隣でスイングの先週もできる様な場所だと思うんですけど練習終わった後にすぐウェイトトレーニングが出来る様に考えられて設置されたんだろうなって。OBがお金出して在校生に向けてベンチ台買ってあげたんだろうなって凄い愛を感じてもう泣きそうなんですけど、セーフティバーがないんですよ。あれもし一人でベンチやってて潰れた場合、最悪窒息死しますよ?ベンチ台やプレート見る感じ、安いタイプの物、もしくはかなり年季が入って使い込まれてる感じがしますが、選手に対しての愛、、、もうちょい欲しかったな。ベンチ台かうなら一緒にセーフティバーも買いましょう。絶対に。怪我するとかじゃなく死にますよ。
大阪桐蔭高校には専属のトレーナーなどはいないんですかね。ただでさえ日本トップレベルで強いのにウェイトトレーニングの知識、正しいフォーム。そして食事に関して知識がついたらもっと強くなってしまうという事ですよね。末恐ろしいです。少し話それますがプロ野球の読売ジャイアンツのトレーニングコーチに先日スポルテックでもお会いしたボディビル日本選手権9連覇された伝説のチャンピオン鈴木雅さんがついてるんですよね。だから野球業界もトレーニングに対して偏見とかなくなっていけばなと思うんですけどね。ちなみに鈴木雅さん曰くジャイアンツの選手で僕のYouTubeを見てくれてる選手もいるって言ってくれていたので嬉しかったですね。話によると僕のYouTubeしか見ていない選手がいるらしいんですけど、僕のチャンネル見てやる気なってくれるなんて嬉しい限りですね。ジャイアンツの選手見てますか?もし見てたらコメントください!!
で、大阪桐蔭高校も件も含め野球業界のこのウェイトトレーニングの理解度や解像度が低い人が多いことに関して、どうにかしないと思うんです。個人的に一番問題だと思ってるのが、才能溢れる選手がこの様なトレーニングや根性論で潰されて野球から離れていくことだと思うんですよね。もちろん根性は場面で必要なんですけど、過度な走り込みに耐えるとか、暑さに耐えるとかその様な言っちゃ悪いけど昭和チックな根性論はいらないと思います。これは野球をずっとやっていた人なら共感してくれると思うんですけど、なぜか野球界隈って根性論が今だに蔓延ってるんですよね。先日も甲子園球場で熱中症なって倒れた選手がいるとか。昔と比べて外の気温年々上がってるんだからドーム型の空調が効いた施設で試合すればいいのになって思います。
甲子園球場で試合するのが伝統なのか知りませんが、こんな35度とか40度までいく様な現代で何時間も外で試合するのは選手にとっても観客にとっても危険すぎます。選手にとって大切なのは甲子園球場で試合することではなくて、まあ多少憧れはあるかもしれないけどさ、甲子園で勝つ事なんじゃないの?って僕は思ってるんですけど違いますかね?最初はドームで試合するのは違和感あるかもしれないけど、2〜3年やったらその違和感もすぐに消えますよ。とまあ野球やった事もなければ高校時代のソフトボールの授業で打てなさすぎて悔しくて泣き出してた俺がお節介なこと言っちゃいましたけど、僕の意見は今述べた通りですね。根性論で才能溢れた選手が潰される、野球出来なくなるのは野球業界にとってはあるあるなんじゃないじゃなって思います。
今回の動画は大阪桐蔭高校野球部を救いたいってことで僕話し始めたんですが、どうしたら救えるだろう。答えは一つです。大阪桐蔭高校野球部さん!僕と一緒にコラボしませんか?生徒の前で講演会しますよ?体づくりの事、食事に関して、なんでも答えます。交通費と気持ち程度のお小遣いが貰えれば大阪くらいなら飛んで向かわせて頂きます。大阪桐蔭高校野球部さん、僕と一緒にコラボしましょう!!連絡待ってます!!