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今日は「過去の減量で死にようになったエピーソード3選とその対策」について話していきます。僕は20歳からボディビルを始めて学生時代3回、社会人になってからはまともに大会出れてないので主に学生時代のエピソードを話させてもらうんですけど、あえて成功エピソードではなくて失敗エピソードというかヤバかったエピソードを会えてお話しするんですが、、、5000万個くらいあるんですけど、あえて3つに絞ってお話しします。よろしくお願いします。

①シルビアピンク中毒事件

僕が大学4年生のお話なんですけど、減量方法ってローファットダイエットとかケトジェニックダイエットとかPFCダイエットとか色々あるんですけど、僕が学生時代に行っていたダイエット方はゴリッゴリのローファットダイエットなんですけど、どれくらいゴリゴリかと言うと田代誠さんもビックリするくらい資質を極限まで0にカットした食事を摂っていました。要は卵の黄身も一個も摂らない、牛モモ肉のような赤身だけど多少脂質が含まれてる様な肉も口にしない、魚も食べないような食事をしていました。当時減量法なんて知りませんでしたから、人に言われるがまま脂質はとにかくカットしまくっていました。

脂質のカットは減量の基本中の基本と言えるんですけど、度を超えた脂質のカットはホルモンバランスが崩れて逆に絞れにくくなってしまうこともあります。でも当時はそんなこと知ったこっちゃないしタンパク質摂りまくって脂質をカットして炭水化物を徐々に落としていくと言う手段しか分からなかったので忠実に行っていました。
そして減量してるとチートデイという言葉を聞いた事ないですか?減量してると代謝が落ちてきて脂肪が落ちにくくなる、人間にはホメオスタシスという恒常性維持機能があっていつもの身体を維持しようという機能のことで、減量してると身体は自らを飢餓状態だと判断してエネルギーを消費しないようにしてしまうんです。これを防ぐために定期的にエネルギーをどかっと入れることで飢餓状態ではないんだよって脳を騙して減量を進めるというのがチートデイの役割と言われているんですけど

ぶっちゃけチートデイなんて入れなくても減量進むので必要ないっちゃないんですけど、入れても数日で戻るので減量は進みます。しかしトイレが出たらの話なんですよね。最初は炭水化物食べれてるのである程度お通じはあるんですけど、減量進んで来ると止まるんですよ。そこでチートデイとか言って好き勝手食べると浮腫みや胃の中の内容物で体重増えまくってるのに食ったもの出てこないんですよ。ずっと下っ腹の左っ側が張ってる感じがするんです。「チートデイで脂質摂ってるからお通じ戻るんじゃないの?」って思う方いるかもしれないんですけど、一日ドカッと入れたところで変わらないんですよ。毎日適度な量を入れないとお通じは良くなってくれないんですけど、沢山食べたのに出ない→体重落ちない→炭水化物の量落とす→チートデイ→体重落ちない→炭水化物の量落とす→チートデイ→体重落ちないの無限ループのヘビーローテーションといった感じで負のループにハマってしまったんですね。

食べたのにトイレ出ない。どうしようと言ったところで、思いついたのが「そうだ、下剤を使えば良いんだ」という考えでした。当時薬局にいちじく浣腸、コーラック、シルビアピンクと3種類下剤がおいてありまして、シルビアピンクというのはコーラックのトップバリュ版みたいなやつですね。効能は同じなんですけど自社で製造しててお値打ち価格ですよ!みたいなやつです。それをチートした後にバンバン摂るんです。ドバドバ出ます。お尻の穴が痛くなるくらい出てきます。体重はあっという間に食べる前の体重に戻ってまた週末を迎えてチート→下剤→チート→下剤の繰り返し。そして下剤がなきゃトイレが出ない身体になってしまったんです。人間が本来持ってる生理機能を自らの手で崩してしまったんです。下剤を使いまくれば落ちると分かってしまったんでチートデイというなのキレ食いを2〜3日連続でやってしまった時もあります。もう止まらなかったです。どうするかというと3日連続で下剤を投与しまくるんです。

当然食べたものは数日で一気に出て来るんですけど、その間食べた物の栄養吸収が垂れ流しになって体がドンドンやつれて行きます。ずっと下痢状態なんで消化吸収される前に体外へ出るので栄養が吸収されていかないんです。だから体重は戻るし水抜けて減るんですけど絞れるというよりかは病的な感じで細くなって行きます。体重落ちるのに腹筋が見えてこないって感じ。

じゃあどうすればよかったのかというと、良質な脂質と炭水化物の量を増やしましょう。そもそも負のスパイラルに入った時は1日1100キロカロリーしか摂ってなく脂質も全く摂ってませんでした。脂質が不足すると減量進まなくなるのとトイレ止まる原因になるので1日0ファットは避けたいですね。僕の場合は卵の黄身1日1〜2個とCLAとオメガ3から脂質を取っていました。なので今年は22kg絞りましたがお通じは一回も止まっていません。炭水化物もめちゃくちゃ少ない日はありますが、1週間に2日ほどハイカーボデイでたくさん食べる日を設けるので炭水化物不足でお通じに悩むことはなかったです。今回はあまり触れていませんが野菜も毎食キャベツやほうれん草を食べると良いですよ。

②三角コーナーもぐもぐ事件

これも大学4年生の頃のお話なんですけど、大学4年の年に色々やらかし過ぎてしまってるんです。超辛かったけどこうやって語れたり笑い話に出来るんであの時頑張ってよかったです。
で、三角コーナーもぐもぐ事件というのは学生の頃は実家で生活を送っていたんですけど減量の空腹のあまり、三角コーナーにあった刺身のツマを漁って食べだしたんですよね。それを見た母が絶句するって話なんですけど、そもそも食事をすぐにカットし過ぎって話なんですよね。僕今年108kgから減量スタートしたんですけど、4000Kcalの食事を1ヶ月半食べ続けました。結果100kgまで絞る事が出来ました。
今までの僕なら1〜2週間経ったら炭水化物の量減らしてました。コーチについてくれてたベーヤンが頼むからまだ食事減らさないでくれって僕に言ってました。

食事は落とさなくても我慢して様子を見て入れば以外と落ちて来るんだなって今年学びました。毎週朝起きてから起きてから身体の写真を撮るんです。それを先週の身体の写真と比較してちょっとでも変化してたら同じ食事を続けます。体重は1〜2週間停滞しても身体が変わってれば同じ食事を摂ります。2週間体重の変動がない時は普通にありますし、15日目に減り始めるということもあるので根気よく観察するというのが沢山食べながら落とす秘訣なので、どんどん食事削ってたら最後落とすものがなくなってしまって僕みたいに三角コーナーのゴミを食べてしまう程の空腹に悩まされることになってしまうので食事を食事を変える時はもっと慎重になりましょう。

③塩分カット発狂事件

これも大学4年生の頃のお話。2015年10月、関東学生ボディビル大会が終わった後の事件です。
関東学生の1週間前、絞りが甘かったので一発逆転を狙って僕はめちゃくちゃ極端な調整方法をするんです。それが3日間のカーボディプリートからの5日間カーボアップというものでした。カーボディプリートというのは炭水化物を一切とらない食事をして試合直前に栄養を入れて身体を一気に張らせるという調整方法なんですけど、一般的には絞り切れてる人のみ許される調整方法であって、その後のカーボアップはやっても2〜3日です。5日間のカーボアプなんて聞いた事ないです。その間は塩分はカットして後半2日間くらいは水分もカットしました。炭水化物は食べ込むんですけど塩分をカットしてればそんなに浮腫む事はないんで水は抜けて皮膚感は良くなって行きました。

カーボディプリートで熱っぽくなったり鼻水が出てきたりコンディションが崩れることもあったんですけど、栄養を入れたらたちまち身体は良くなっていって過去最高のコンディションだったんですけど、結果大会では周りもすごくて上位に入る事は出来ませんでした。その後家に帰ってからこれでもか!と言うほど目に入ったもの食べたら激太りして戻らなくなったんですよね。普通チートデイとかでどんだけ食べても3〜4日で戻りますけど僕は5日間の塩分カットと後半水抜きもやって身体から水が抜けきっていました。するとどうなるかと言うと身体は水分が入ってきたら体内に溜め込もうとする働きます。身体から水が抜けるのは良くない事だから保持しようとするんですよね。

食事を戻しても沢山動いても食べる前のコンディションに戻ってくれなかったんです。そこで僕は何したかと言うと塩分カットです。関東学生の2週間後に全日本学生が控えてたんですけど、10日前くらいから塩分をカットし始めました。そこで僕が経験したのが地獄でした。強烈な倦怠感とと言うか脱力感に襲われました。心臓が掴まれるようなキュ〜(?)って感じにもなるし、どうやったって物事に集中することもできなかったです。
なんとかジムに向かおうとしてバイク走らせてたら我慢できなくなって走りながら発狂しました。駐輪場に止めてジムに向かって歩いてたら、特になんの意味もなく空を見上げて口をポカーンと開けて5分くらい静止した後やっと歩き出してジムのフロントにたどり着いたら動けずに2時間椅子に座ってボーッとして、やっと着替えれたと思ったら40分間ストレッチエリアで寝っ転がって、這いつくばりながらもようやくチェストプレスのマシンに辿り着いたと思ったら力を入れる事が出来ず、当時からお世話になっていた北井さんに「もう限界です」と泣きの電話を入れました。

これが塩分カット事件ですね。今までの減量で一番辛かったシーンはどこ?と聞かれたら間違いなく塩分カットです。炭水化物はカットしてもいいけど塩分はカットしちゃダメです。絞れる云々ではなくて生命維持ができなくなってしまいます。
泣きの電話を入れた後はダメも見てないところでキレ食いをして、後日ポージング指導をしてもらっていた方に今年の大会は辞退したいという旨を直接伝えました。そしたら熱い言葉を頂きました。「なんで困った時にバーベルと向き合わなかったんだよ。お前トレーニング好きなんだろ?一回もボディビルコンテストで戦える身体に仕上げた事ないのに、コンディションが崩れるだの浮腫みだの甘すぎるよ。カーボアップ?水分、塩分カット?違うよ。小手先の方法に頼るのではなく一番必要なのはハートじゃないのか?芳賀くんにかけてるのはそこじゃないのか?」
とこの言葉を区のスポーツセンターでかけて頂きました。正直やる気がありすぎて空回りしてる感じがしてたんですけど、小手先の手法に期待してた自分は否めません。塩分をカットする事で僕はボディビルで一番大切なのは何かということを学びました。ハートです。後にも先にも塩分カットよりも辛い事はないともいます。若くで時間がある学生時代にこの経験をする事ができてよかったと思っています。

正しい調整方法はというと大会直前で絞れてなかった場合、塩分も炭水化物も水分もカットしてはいけません。極端な事はせずに今までやってきた事を大会直前まで続けるのが無難であり最善の方法であると思います。

過去の減量で死にようになったエピーソード3選とその対策

今回の話をまとめると、あのモーツァルトがフリーメイソンメンバーだったなんて驚きですよね。以上です

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