先日はワールドカップの応援ありがとうございました。これにて今年度の試合は全て終わりました。3月からダイエット初めて10ヶ月間調整してました。今年ほど山あり谷ありな1年はなかったです。
5月に足首捻って1週間弱まともに歩けなくなり、その翌週車に跳ね飛ばされて人身事故起こされました。動画では取り扱ってなかったですが、この事案のやり取りが全て終わったのが半年後の11月です。しっかり慰謝料も頂いてます
8月にはボディビル始めた時から可愛がって面倒見てくれた北井大五さんがお亡くなりになり、お通夜、告別式に参加して精神的にもキツイ中、その数日後にトレーニング中に頚椎ヘルニアを患い左腕に力が入らなくなってしまいました。結局この怪我が完治するのに3ヶ月間かかりました。
その後も細かい怪我が続き、12月入ってワールドカップ10日前から風邪をこじらせ、ドーピングチェックに引っかからないよう効力の弱い薬でなんとかやり過ごしてましたが結構キツかったです。
そんな感じでワールドカップ目指して満身創痍な1年間を駆け抜けたんですが、来年は1年間ボディビル競技はお休みしたいなと考えてます。理由はシンプルで今年1年疲れたからです。ボディビル始めたのが2013年でこれまでの11年間で大会出なかった年が2017、2018、2020年の3年です。毎回半年以上調整してるので疲れた。これ以上の以下もないです。
あと元々、ベーヤンコーチと話してて「芳賀ちゃんが選手として大成するには後3年は必要。そして直近の3年で1年は丸々オフにしたほうがいい」という助言は10月に既にしてもらってました。
疲れない人はいいんでしょうけど、今の所来年大会出たいなって欲は全く無いです。
それでも周りからの「もったいない」というお声はいただくんですけど、最初はアジア大会の選考者が2〜3月に発表されるから、それ次第で6月頃行われるアジア大会にだけ出よう。とも思っていたんですが今回のワールドカップ出てみて、今後国際大会は出たくないな。という気持ちが強くなってしまいました。
今回は何とか結果も出せたし国際大会というのを初めて体験出来たので、素晴らしい経験でした。ですが日本人選手が結果出したことよりもドーピングチェック逃げた人や疑わしい人が多すぎて、悪い方向で盛り上がってしまってるように感じます。今回のワールドカップを批判してるわけじゃないです。日本の役員方やコーチ陣、裏方スタッフの皆様、会場設営してくれた皆様、皆寝る間を惜しんで選手たちをサポートしてくれて本当に感謝しています。そしてどこの国よりもメダルを獲得してた日本選手団は世界に誇る競技力です。
しかし実際出て見て感じたことが、こんなにドラッグって蔓延しているんだなって。日本開催だからドーピングチェックしっかりやると知らされているにも関わらず、平気な顔して出てくる海外選手。どんな神経してるのかしれたもんじゃありません。
検査対象に選ばれた途端、フードかぶって足早に会場から逃げる場面普通に見ました。クラシックフィジークのゴミハラ君のオーバーオール戦で戦う予定だった人、呼ばれてるのにステージに立とうともしてなかったし、ドーピングチェックから逃げて会場から出ようとしてる選手が居たのでクラシックボディビル選手の白井寛人くんがドーピングチェックするJADAって団体の人捕まえて「あの人逃げるよ!」って教えてあげたにも関わらず結局逃してチェック出来ず。
結局この大会で引退する木澤さんに勝った優勝者が検査から逃げて木澤さんの繰り上げ優勝。こんなことが日本で普通に目の前で繰り広げられてたら、他国開催の大会なんて出たいだなんて1mmも思えないんですよね。
僕の階級で優勝したポーランドの方は体重120kgあってお尻の皮一枚で尻から血管がバキバキに浮いてて、世界にはこんなナチュラル選手がいるのかと。日本では仕上がり90kg超えてるくらいでユーザーかどうなのか?って議論されてるけど、レベル低すぎて本当にバカバカしくなって来るなって思ってました。これが世界基準のフィジカルエリートだと。彼も検査対象になって血液摂られていたみたいですけど、果たしてどうなのか。忘れた頃に結果知らされるみたいなので期待はせずに気長に待機するとします。
来年の出ようと思ってたアジア大会の話なんですが、特にドラッグが蔓延してる地域なので、経験を積むという意味ではいいかもしれないですが結果欲しさに出るのであればオススメしないと、国際大会でなれてる知り合いは言っていました。こんなにグダグダ言ってたら男らしくないと思う方いるかも知れませんが、僕はナチュラルの大会で隠れて使ってる人は許せないと思う派の人間なので、それなら出たくないなって思っちゃいます。
なのでこの事もあって来年は国際大会、日本の大会も含めてボディビル競技はお休みしたいなって思います。パワーリフティング大会はダイエットもいらないので引き続き、気分でどっかの大会には出るかもしれません。
だからといって好き勝手食べるわけではないです。大会終わってまだ1週間弱ですが1kgも増えてません。常に体の反応を見つつ考えて食事をして最強目指して引き続き精進します。